Ni_bansenji

Ni_bansenji

語るタイプのオタクがおくるちゃんぽん感想文

もっとエビ展レポ

2022年8月20日に「もっとエビ展 〜9 colors nude〜」に行ってきました。月並みな表現ですが本当に充実した内容でとても楽しかったです。 私はエビ中を追い始めたのも昨年からですし、そもそもアイドルを今まで推したことがないし、こういう展示も初めてで、…

君の隣にエビ中

お久しぶりです。余韻が抜けずファミえんDay9を迎えたオタクです。 本稿は、私立恵比寿中学が6月にデジタルリリースした「新未来センセーション」の歌割り答え合わせをしたく、作った記事です。 ネット上の有識者様、下線部が怪しいところです。わかる部分…

個性と能力

心理学の授業でシンパシーとエンパシーについて習った覚えがある。 たしか、相手の体験と自分の経験を同一視することで共感することがシンパシーで、未経験の事象であっても他者を自分に投影できる能力がエンパシーであったと思う。 つまり、想像力があれば…

もう二度と戻らぬ日がいつまでも

映画館では口を開けていることが多い。小説や漫画を読んでいるときやドラマを見ているときはひそかに舌を噛んでいる。口を開けていると泣けないらしい。涙腺ゆるゆる人間からすると、口を開け続けるのはしんどいので、舌を挟むようにすると楽に止められるの…

私の考える最強のスピッツ

先日、スピッツの最新アルバムである『見っけ』が発売された。それと同時期にスピッツのサブスクリプションが解禁された。後者は私にとって画期的な出来事で胸が震えた。 これでファン層が広がる。同年代にもう懐メロとは言わせない。今夏に受けた「スピッツ…

BUMP OF CHICKENでロック大陸漫遊記

つまりはBUMP OF CHICKENで漫遊記の書き起こしです。 残暑ですが秋です。かつて熱烈なRADWIMPSファンであった私としては、九月三日を過ぎてしまえば立派に夏は終わったと思っています。 そんな私の夏を締めくくったのは「ロックのほそ道」。ス敵なライブで興…

マイクを譲るあなたへ

2月はあまりにも逃げ足が早い。去る3月も気がつけば目の前にいる。 3月7日でテアトル新宿での「21世紀の女の子」は最終上映を迎えるらしい。あまりにも早すぎる。その日を迎えるまでにできるだけ多くの人をはっとさせて欲しいとと願うばかりだ。 なんて書いた…

令和は彼らの時代

半年に20枚ほどCDをレンタルし、月に2枚ほど購入する。昨月はASIAN KUNG-FU GENERATIONの「DORORO/解放区」ともう1枚シングルを買っている。 インディーズロックバンドのnatsumeのシングルだ。 これがね、たまらなく当たりだったんだ。実を言うとアジカンよ…

シロイルカは鏡になりうるか

発表原稿の作成が終わって、金曜日の夜のようなテンションで帰宅しています。本番は明日なのに怖いねぇ。 2週間ほど前から着々と準備を進めてきたはずなのに、テーマがあまりにも定まらなくて、結局文面を起こせたのは一昨日ぐらいになるんです。調べること…

雨の音で歌を歌おう

先日の授業で、提出物に「あなたの好きな曲、あるいは歌詞の一節を教えてください」という欄があった。そんなむき出しの自分を晒すような恥ずかしいことができるか。隣には知り合いもいらっしゃいますし...。怖気付いた「私はスピッツの「優しいあの子」のラ…

幸せになりたいっすね

私は未だに田中守ではない。 このセリフの意図はなんだ。 映画『愛がなんだ』を観てきた。信じられないことにゴールデンウィーク中でも上映は1日1回のみ。しかも、19時スタート。どんな方々が集まるのかと思いきや、完売でした。やっぱりジワジワきてるんだ…

青春の残り香 『ここは退屈、迎えに来て』

別れる男に、花の名前を一つは教えておきなさい。花は毎年必ず咲きます。 川端康成『化粧の天使達』より 有川浩の『植物図鑑』を読んでから、いつかは読もうと考えているが、その目標は未だ達成出来ていない。そんな本から一節。 筆者は植物に疎い。未だに金…

平成最後の晩夏とペンギン

映画『ペンギンハイウェイ』の上映は終わっただろうか。大人達よ、本作を子供だましの夏休み向け映画と思うなかれ。本作は、かつて子供だった大人達に向けた晩夏の物語だ。 本項はネタバレを含む。注意して閲覧いただきたい。 さて、筆者は映画原作の、森見…

青春の残り香

10代のうちに手に入らなかったものを人は一生追い求めると聞いた覚えがある。若いうちに手に入ってしまったものを一生追い求めるのもまた道理だろう。それなら、人生のおよそ10分の1に満たない青春に私はどれだけ苦しめられるのだろうか。 本稿と、その続編…

「かつての」を抱き、いきる

人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける 柄にもなく和歌から書き出させて頂こう。古今集から作者は紀貫之だ。有名な歌であるので蛇足とは思うが、人の心はわからないが、ふるさとは昔のままといった意味であることを説明させていただく。 …

過去よりたった今までを~RTCT②~

RADWIMPS Road to Catharsis Tour 6/19横浜アリーナ 私的感想文の掲載に当たって 私のことを知らない方は最後のRADWIMPSは前を向くのみを読むことをおすすめします。これはレポートではなくエッセイに近いです。 書きすぎた。前回の更新を見ての率直な感想だ…

Road to Catharsis ~それでも彼らは進む~

Road to Cathars Tour 2018 6月19日 横浜アリーナ1日目公演7500字レポート 昨日、横浜アリーナにてRADWIMPSのツアー「Road to Catharsis Tour 2018」が行われた。 熱気と興奮そして愛に溢れた本公演はRADWIMPSの新章と呼んで遜色ない。彼らはまた前へと進ん…

3つの雨上がりとRECの行方

本稿はネタバレを含む。 さて、昨日は映画『恋は雨上がりのように』の公開初日であった。筆者は、公開初日に横浜ワールドポーターズで本作を鑑賞した。言わずもがな原作で2人が映画デートする場である。筆者は、映画化されるものの殆どに対して「原作が一番…

The time is now ~RADWIMPSの新章~

本日のネタはRADWIMPSの新曲「カタルシスト」の耳コピ歌詞である。 全ては私のおんぼろクソイヤーが聞き取ったものなので保証はできない。英詩は1部自信があるが、文法としては恥ずかしいほど稚拙である。本稿では、耳コピのあと、新曲の感想を上げていきた…

きみと歌いたい曲がある〜『parks』と続く日々〜

あなたはオープンリールを知っているだろうか。簡単に言えばレトロな音楽プレーヤーである。それでは井の頭公園は?橋本愛は?染谷将太は?永野芽郁は? さて、今回語りたいのは映画『parks』についてである。本作は井の頭公園100周年を記念して作成された公…

目指す場所と旅の終わり ~三浦しをんと遺失物~

これは本当に私が書くべきではない。 夢の舞台が見えてくるこの時期は、大勢の人の夢が終わる季節でもある。インハイ・インカレ・全中・国体、大きな大会は当たり前のことだが、出場する人よりもそれを目指した人の方がずっと多くいる。目指す大会までの日数…

恋雨と羅生門 ~選択する勇気とは~

さて、今回のネタは『恋は雨上がりのように』 少女漫画かと思って手を止めた人にこそ読んでほしい。この作品は恋愛ものに終わらない。空っぽな毎日を送るかつて高校生だったあなたに読んでほしい。 また多少のネタバレを含むので本作を完全に新しい気持ちで…

ド・ド・ドーンのすべてを語る ~FLYERから見る夢の競演~

去る2018年3月18日さいたまスーパーアリーナで「エレファントカシマシ 30th ANNIVERSARY TOUR "THE FIGHTING MAN" SPECIAL ド・ド・ドーンと集結‼ ~夢の競演~」が行われた。 全国47都道府県を回った30th ANNIVERSARY TOUR "THE FIGHTING MAN”の本当の終結…

わたしのni_bansenji

なぜ音楽を聴くのか、なぜ本を読むのか考えたことはあるだろうか。 本や音楽は心を育てる。そんなことはない。 本や音楽は空虚を埋めるためにある。現実を見ないためにある。 私は誰よりも中身のない人間だから、それらに溺れる。私を見るのが嫌だから。 何…