Ni_bansenji

Ni_bansenji

語るタイプのオタクがおくるちゃんぽん感想文

わたしのni_bansenji

 

 

なぜ音楽を聴くのか、なぜ本を読むのか考えたことはあるだろうか。

本や音楽は心を育てる。そんなことはない。

本や音楽は空虚を埋めるためにある。現実を見ないためにある。

私は誰よりも中身のない人間だから、それらに溺れる。私を見るのが嫌だから。

何かを作ることができる人は、自分を表現できる人は、それだけで立派だ。私はそんな人たちが作ったものに魅せられることしかできない。

歌を歌える人はいいなぁ、文をかける人はいいなぁ、絵を描ける人はいいなぁ、写真を撮れる人はいいなぁ、話術のある人はいいなぁ、と思う。

 

現実から逃げ続け、享受ばかりしていると、たまに、ベッドの上で天井を見つめ続ける夜がくる。電車に揺られながら、窓に映る全自動通学機の顔を見つめ続ける日がくる。

私には何ができるだろう。楽器も弾けない。抜きんでた考えも持っていない。絵も写真も何一つうまくできない。

私にできることは文字を打つことだけだ。一から何かを作るなんて大層なことはできない。私にはネタが必要だ。そうだ私を埋めてくれるものについて文を書こう。そうして生まれた自己顕示欲の産物がこちらのブログなのです。

 

私が書く感想文は何かしらのネタがないとできない。このような文は一種のパロディではあるまいか。私の文体は、考え方は、私のものではない。私を埋めてきたものでできているに違いない。私自身というものも一種のパロディではないだろうか。だから、このブログにはそれを象徴する名前を付けよう。

 

 

閲覧ありがとうございます。このブログは二番煎じといいます。私の大好きな感傷をたっぷり込めて、中身のないことばかりつらつら書いていきます。私の自己満足があなたの暇をつぶすことに、少しでも役に立ちますように。